時間に追われつつ、日々発信していかないといけない記者にとっては有難い
加藤 俊(かとう しゅん)
企業のSDGsに関する活動やサステナブル(持続可能)な取り組みを紹介するメディア「coki(https://coki.jp/)」を展開。長寿企業向け冊子 『百年経営』編集長。そのほか、週刊エコノミストではSDGsについてのコラム、東洋経済ではサステナビリティのムックを、日本経済産業新聞では長寿企業の連載など、主に「サステナビリティ」に関するメディアに携わる。
ーメディチョクを使う前はどのように情報収集をされていましたか
基本的には記者が各々情報収集をしていました。私たちは自社が運営する”coki”のほか、受託で様々な媒体のコンテンツを作っているので、常に情報収集をしているような状態なのですが、やはり情報収集にかける労力が報われないこともよくあります。
ー情報収集の際に苦労したことはありますか
たとえば地方創生に取り組む企業を検索すると、既に有名な企業の情報ばかりが出てきます。でも、記者としては様々な媒体で既に取り上げられているネタをなぞりたくはないという思いがあるんです。皆が知らない会社や取り組みを掘り出したいのですが、そういう情報って、なかなかネット検索ではたどり着けないんですよね。また、やっと面白そうな会社を見つけたとしてもアポが取れないことが珍しくないんです。
ーメディチョクを取り入れて良い変化はありましたか
コラムのコンテンツ集めに苦労しなくなりましたね。自社メディアの”coki”では、SDGsに取り組む企業のコラムを載せています。一日数本の記事を出していきたい中で、どうしても取材先を見つけられないときがあります。そのような際、メディチョクで募集をかけると沢山反応があったので非常に驚きました。やりとりも簡単にできるし、企業さんが結構丁寧に返してくださるんですよね。こういう形で、出会いたい人たちと出会う機会がいただけるなんて有難いです。
ーどのような方々を取材されましたか
地方の介護の企業さんや、不動産の企業さんなどを取材しました。地方にこんな社会貢献性のある面白い取り組みをしている会社があるんだなと非常に勉強になりましたね。他の媒体でも機会があったら取材してみたいと思っています。
ーメディチョクで気に入っている機能はありますか
企業のプレスレターをピックアップしてくれる機能は面白いですね。ネタを考えるヒントになったり、こういう会社があるのかと参考になったりします。某プレスリリース配信サービスだとリリースの数が多すぎて流れてしまうんですけど、メディチョクだと比較的安心して見ていけます。
ーメディチョクに期待することは何ですか
記者はリサーチが全てというようなところがあって、常に自分がやっている連載のネタ探しに追われています。たとえば日経産業新聞では長寿企業を取り上げる連載をしているのですが、掲載に至るための選定基準が細かいのでネタ探しが大変なんです。
また、週間エコノミストでやっているSDGsの連載にしても、やはり面白いネタを常に求められているのですが、なかなか新規性のあるネタは見つかりません。取材させてもらったとしても、記事掲載に至るかわからないので企業の方には申し訳ない気持ちもありますね。
ーメディチョクはどんな方におすすめできますか
メディチョクの良いと思うところは、ラフな企画の投げ方をしても書きたいと手を挙げていただけることです。時間に追われつつ、日々発信していかないといけない記者にとっては有難いですね。逆に良いサービスだからこそ、あまり記者仲間に教えたくないですね(笑)